社会に出るといろんな人と話しますよね。
そこで見えてきたことがありまして、
会話していると、たくさん質問してくる人と
全然質問してこない人がいるんです。
両者を比べるとですね、たくさん質問する人のほうが人間関係上手なんですよね。
相手から信頼されやすいというか。距離が縮まりやすい気がするんです。
先日職場であったことなんですけど、
私は出張に行くのが嫌なんですね。できれば行きたくない。
理由は、頭痛になるからです。
長時間、車に乗ってると頭痛になるし、日差しがあるとこもダメ。
眠たいときに寝れないと頭痛、気を遣う相手といるとストレスで頭痛。
子供の時からとにかく頭痛になりやすい。
薬飲めばいいじゃんと思うかもしれませんけど、私はもう極力薬は飲みたくないんです。
なぜって子供の頃から相当な量の薬を飲んできたから。
これ以上は体に負担をかけたくないわけです。
で、AさんとKさん二人から出張の話をされたんですね。
私は両方に同じリアクションを返しました。
あんまり行きたくないですね~って感じの。
そこからAさんとKさんでは差がありました。
まず、Aさんは私が微妙な反応を返すとそれ以上はなにも質問せずに会話が終了しました。
A:出張どう?
私:いや~ちょっと・・・
A:そっか。
そして、後日わかったことなんですが、
私が微妙な返事をしたことで、Aさんのなかでは私に対するネガティブなイメージが膨らんでいたそうです。
みんなと同じ給料もらってるのに一人だけ出張に行かないなんてズルい!っていう。
それで、陰で私の悪口を言っていました。
一方、Kさんはというと。
K:出張は?
私:いや~あんまり…
K:遠くにいくのが嫌?
私:そういうわけじゃ…
K:全然興味がない?
私:じつは頭痛が心配で…
K:そのことAさんには言った?
私:いや、言ってもわからないでしょー。
K:言ったほうがいいよ。
こんな風に会話が深ぼっていったんですね。
Kさんは質問する力があったので、私が出張を嫌がる理由を見つけられました。
結果、Kさんは無駄にイライラせず、こういう理由があったのかと納得した様子でした。
AさんとKさん、二人の違いは質問できたかどうか?理由がわかるまで相手に聞き続けられたか?です。
Aさんのように質問できない人は、相手の抱えてる状況や本音がいつまでたってもわからず、
挙句の果てに勝手にネガティブな妄想を繰り広げて相手を悪者にして人との溝を深めて終わります。
一方、
Kさんのように質問できる人は、相手のことを一段深く理解できるんですね。
相手の本心を聞き出すことができる。
他者と理解し合えるわけです。だから、信頼関係が生まれる。
誰しも、自分のことをわかろうとしてもらえるのは嬉しいですから。
こういうことって職場に限らず恋人、夫婦関係でもよくあるんじゃないですかね。
例えば、彼氏に迎えに来てほしいと頼んだ。でも、断られた。
そのとき、あなたは彼氏に質問できますか?
「なんで迎えに来られないの?」ってその場で聞けますか?
聞ける人は比較的パートナーと良好な関係を築けると思います。
なぜなら気になったらすぐ質問できるので、一緒にいればいるほど相手のことをよく理解できるようになるからです。
そういう関係ってとても楽ですよね。
でも、質問できない人はおそらく良好な関係は築けないでしょう。
「なんで迎えに来られないの?」の一言が言えないということは、ほかのことも聞けないだろうからです。
ちょっと気になったり、モヤっとしたことがあっても相手に聞く勇気がない。
いつまでたっても聞けないのでネガティブな妄想が広がる。
彼は私のこと嫌いになったのかもって。
何年一緒にいてもお互いのこと理解し合えないから、イマイチ居心地が良くない。
そのうち暗い考えで頭がいっぱいになって別れがよぎるようになります。
私たち合わないのかもって。
言わなくてもわかってっていうのは楽なんですけど、
他人同士がそこに至るには、やっぱりわかるまで質問しまくるしかないんじゃないですかね?
現に、質問しないAさんは離婚してますけど、質問できるKさんは離婚してません。
こういうのって地味だけど夫婦関係にも響いてくるんだと思います。